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第1話…祖父の笑顔と母の涙

第1話…祖父の笑顔と母の涙

今回は、私自身の今おかれている心境と、真実を記録していきたいと思います。同情を求めているわけではありません。一人でも多くの人に理解してもらいたい…それより…聞いてもらいたいからこの場所をお借りして投稿させてもらいます。

数年前のコミュでも、過去の生い立ちを投稿させていただいたのですが、私は幼い頃(小学校二年生)父親の自己破産と酒乱とDVにより妹2人と母1人で路頭に迷いました。母と、一文無しで夜逃げしたと言った方が正しいかもしれません。母親の祖父が市議会議員だったので、頼りに公衆電話から電話をかけ、迎えにきてもらいました。母は「お爺ちゃんとお婆ちゃんの所遊びに行くで〜!楽しみやろ♪」と声をかけてくれましたが、平日のど真ん中、よく理解できないまま、当時通っていた学校の図書館で借りていた本や、友達との交換日記などをランドセルに入れ、大切に持っていたのを私は、今でも覚えています。
妹2人はまだ幼く、何も分からず"祖父や祖母"の元へ行く事を喜んでいました。その反面、母は涙を流しながら笑っていた事も鮮明に覚えています。

祖父の家に着くと、夢でも見たことのないような、(プリンや、ケーキ、お菓子など)が大きなリビングのテーブルにぎっしり並べてありました。
普段頑固で笑顔のない祖父が「よ〜来たなぁ!大きなって!すきなもの食べなさい!」と微笑んで迎えてくれたのを見て、様子がおかしいと思い始めました。

ですが、まだ小学二年生の私は朝からバタバタ疲れ果て、その日の夜は祖父の大きなベッドで、トランポリンをしながら"ドラえもん"を見て三姉妹で笑って過ごしていました。そこに、母の姿はありませんでした。

翌日、またその次の日、その次の週もなかなか京都の家に帰らないので、母に「なんでずっとおじいちゃんの家いんの?図書館で借りた本早く返さな先生に怒られるし、宿題も習い事もあるし、友達に会いたい!帰りたい。お父さんは?」と泣きながら問いかけました。母は「お父さんはなぁ…遠い所にお仕事行くことにならはってん。お母さんも、もうちょっと久しぶりにお爺ちゃんとお婆ちゃんと過ごしたいし、もうちょっといよか…あ!そうや、住もか!みんなでここに♪」と言ってきたので、泣きながら、「意味が分からへん!


つづく

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